着物に汚れを見つけたら、それが何のシミや汚れなのか原因を特定することが大切です。
着物の汚れはやみくもに自分で落とそうとすると、かえって広がってしまったり、着物を傷めてしまうことに。

また、食べ物や飲み物をこぼした、泥がはねたという場合も、汚した原因によって応急処置の仕方が変わります。

そこで、着物が汚れた原因に合わせて、どう対処するべきかを取り上げます。

「きものSalone」の編集長がオススメする着物クリーニングはここ。 きものtotonoe 


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着物クリーニングはここ。
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着物の汚れは原因を知ることが大切

着物でお出かけしたあとに着物のお手入れをしていたら、汚れやシミを発見して大ショック。
早く染み抜きしなければと慌てがちですが、どう対処するかは汚れやシミの原因によっても異なります。

洋服と同じように濡らしたタオルで擦ったり、染み抜きの薬剤を使用するなど、やみくもに汚れを落とそうとすると、シミが広がってしまったり、着物が変色するなど傷んでしまうことも。

まずは何の汚れやシミなのかの原因を特定しましょう。そのうえで、原因に合わせた対処が必要です。

何のシミなのか、どこで汚したのかなど、身に覚えがない場合には、無理に落とそうとせず、そのまますぐに着物クリーニングに持って行くことが大切です。

着物の汚れを応急処置するときの注意点

外出先で着物を汚してしまったという場合には、応急処置が必要です。
次のことに注意して対処しましょう。

●シミに気がついたら、できるだけ早く対処する
●シミの原因に合った方法で対処する
●着物は傷みやすいので、決して擦らない
●お湯を使用するなど熱を加えない
●自分で取り除くのが難しいと感じたら深追いしない

応急処置をしたあと、自分で染み抜きをするのか、クリーニング店で染み抜きをしてもらうかは、汚れやシミの状態を見て判断しましょう。

汚した範囲が広い、シミが点在している、シミが濃くて落ちそうにない、目立つ場所を汚してしまったなどの場合は、迷わずクリーニングへ。
自宅で染み抜きをした場合でも、その着物を収納する前には必ずクリーニングに出して、染み抜きの必要があるか、プロにチェックしてもらいましょう。

着物の汚れやシミに合わせた応急処置の方法

それでは、汚れの原因に合わせた応急処置の方法を紹介します。

コーヒーや紅茶、お酒などの水性の汚れ

コーヒーと紅茶と日本酒

シミの中でもっとも多いコーヒーや紅茶、お茶やお酒などの飲み物のシミは水性の汚れに分類されます。
それらの飲み物をこぼしてしまった場合には、濡れたタオルで軽く押さえ、水気を吸い取ります。
強く押し付けたり、こすってしまうと、着物の繊維に染み込んでしまうので、やさしく押さえて水分を吸い取ることが大切です。

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醤油やソースなどの水性の汚れ

醤油味噌などの調味料

醤油やソースといった調味料で着物を汚してしまうこともよくありますよね。
これらも水性のシミに分類されますから、コーヒーやお茶と同じように、濡れたタオルで軽く押さえ、水気を吸い取ります焦って強く擦ると繊維に染み込んで落ちにくくなるので気をつけて。すでに染みこんでしまっているなら、クリーニングに出しましょう。

バターやマヨネーズなど油性の汚れ

バターの乗ったパンケーキとマヨネーズとチョコレート

マヨネーズやバター、チョコレートなどの油性の汚れは、ハンカチやティッシュなどで汚れをつまみ取ります。
それ以上触ってしまうと、繊維にまで染み込んで頑固なシミになるので、汚れをサッと取り除くだけにしておきましょう。

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墨や墨汁などの水性の汚れ

墨汁の入った硯と筆

飲み物の汚れと同じように濡れタオルで軽く押さえ、水気を吸い取ります。
強く押さえすぎるとどんどん染み込んでいってしまうので、やさしく押さえましょう。
墨や墨汁はとても落としにくいシミです。自宅で染み抜きすることを考えるよりも、できるだけ早くクリーニングに出すことをオススメします。

口紅やファンデーションなどの油性の汚れ

コスメ

知らない間にファンデーションや口紅がついてしまうこともよくあります。
この場合、応急処置としてできることはありません。
その場では触らずに家に帰って来てから、ベンジンなどで処置しましょう。

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汗によるシミや汚れ

汗のにおいを気にする女性

汗によるシミは衿や脇、帯まわりなど多岐にわたるため、着物を脱がないと処置しにくいかもしれません。
それでも、大量に汗をかいて着物が濡れているようなら、手の届く範囲でその部分の水分を乾いたタオルで拭き取ります。タオルに水分を移すように押さえましょう。
クリーニングに出すときに、必ず汗抜きをお願いしましょう。

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泥ハネによる汚れ

水たまり

雨の日はどんなに気をつけて歩いていても、泥が着物の裾にはねてしまいます。
そんな泥ハネは濡れているときには触らないことが大切です。無理に落とそうとすると頑固なシミになる可能性大。
泥がよく乾いてから、柔らかい布で拭いたり、手で軽く揉んで泥を落としましょう。

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ボールペンなどインクの汚れ

ボールペン

ボールペンなどのインクの染みは、自分で落とすのは難しいため、すぐにクリーニングに出しましょう。

まとめ

着物を汚したときには、焦らずに落ち着いて、応急処置をしましょう。

水性の汚れは濡れタオルで軽く押さえる、油性の汚れは乾いた布やティッシュで汚れをふき取ります。

その場でそれ以上、汚れを落とそうと深追いしないことも大切です。

自分の手に負えないと思ったら、迷わずきものトトノエのような着物専門のクリーニング店に出しましょう。

また、いつできた何のシミや汚れなのかわからない場合にも、自分で染み抜きをしようとせず、着物クリーニングにできるだけ早く持って行くことをおすすめします。


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